4月8日(土)晴れ
昨夜の酒も何のその。快調な目覚め、まだ7:00前だ。
取りあえずシャワーを浴びて朝食の用意に。メニューは目玉焼きにサラダ、トースト、コーヒー。
出発の前に、使い易いように棚の中の入れ替えをして、9:00スタート。
後で聞いた話だけど、このキャラバンパークのオーナーは反日感情を持つ人だったらしく、とても感じが悪かったそうだ。戦争の時、親か、本人か、はたまた親戚知人がダメージを受けたのだろうか。
戦争から50年以上たって、壊れた街は再建しても、人の心の傷は癒せないのか。戦争は、本当に罪深い。
私達は一路、ウェーブロックに向かう。
雨で岩が浸食され、波が一瞬にして固まってしまったような景観の、有名な場所だ。
レセプションでパークフィー5$を支払い、ゲートの中へ。M/Hの外に出ると、いやはや、何なんだ、このハエは。ブンブンブンブン集ってくる。
そういえば、ネットを頭にかぶった人を見かけたけど、そう言うことか。たまらずサングラスとタオルで顔を覆い歩き出すが、それでも容赦なくハエはやってくる。見物のオージー達も、うんざりした様子。
確かに面白い岩なんだけど、立ち止まってみているとハエの他に蚊まで集ってきて、ゆっくりと見てなんかいられない。
ちょっと離れた場所にある、「カバの口」と呼ばれる大昔のアボリジニの手の跡がある岩を見て、早々にM/Hの中に逃げ込んでしまった。(これも後で気づいた事だが、本物の「カバの口」はもう少し先にあり、私達が疑心暗鬼で見た手の跡は、どこかのお馬鹿さんが書いたものだったらしい。)



12:00丁度。昼食は、日本から持参したそばを茹でて車内でとった。
外用のテーブルと椅子が無いことに不満を感じていたのだが、良く分かりました。これでは、とても外で食事なんて出来ない。
ハエを振り払いながら歩く人々を車内で観察しながら、我々は大変美味しくおそばを戴いておりました。
 明るい内にキャラバンパークに到着したくて、その後はひたすら走ることに。

途中、雨あられのごとくバチバチ音を立て襲ってくるバッタの大群に遭遇した。はっきり言って恐怖を感じました。
途中、フードランドで食料の買い足しをしたが パースより随分物価が高い。と言っても、豚肉のでっかい切り身が2切れで3.50$、重くて、これまた馬鹿でっかいキャベツが約2$。文句は言えない。 

今日のキャンプ場は、8年前にとりちゃゃんが一人で泊まった場所だった。
前回は、古いフォードのセダンで来て、木の下でインスタントラーメンを作って食べ、テントに寝たらしいけど、今回はレンタルながらモーターホームだ。ステージアップだね、とりちゃん。
ランドリーで洗濯をしつつ、食事の用意に取りかかった。外では宮ちゃんの持つビデオに興味を示した子供達が、大騒ぎをしている。
鳥は鳴き、犬は走り回り、とてものどかな風景だ。
子供達の母親が名前を呼ぶと、鶴の一声で、皆、自分のトレーラーに戻っていった。
きっと、夕食の準備が出来たのだろう。
私達の夕食は肉じゃが、サラダ、ショートパスタとハムステーキ。早めに到着できたので、ゆっくり話しをしながら、お酒も進んだ。




走行距離と経由地  Kondinin 〜 Williams 〜 Wickepin 〜Ravensthorpe 261q宿泊場所      
Ravensthorpe Mogan St. Ravensthorpe Caravan Park ★★
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