4月11日(火)晴れ
今日は私の○○回目の誕生日。空は快晴、体調も万全、言うこと無し!
今日も移動日だが、途中ワイナリーがあるので、時間を作って寄ってくれるとのこと、とても楽しみだ。

私達のM/Hはディーゼル車で、オーストラリアではガソリンの方が安い。でも1gあたり6q以上走ってくれているから優秀か。
と言っても1日に400q近く走る今回の旅では、燃料は直ぐ無くなってしまう。
オーストラリアは広い。地図である程度、理解して来たつもりだが、実際走るとつくづく広い。だから、GSを見つけたら余裕を持って給油しておかないと、その先、何百qもGSが無いなんて事にもなるそうだ。気を付けましょう。

ノーザンという街で買い物と休憩。お誕生日なのでご飯作りは免除して貰い,街のレストランでお昼にすることになった。
夜はパブになるのだろうか。私達が選んだレストランは中に入るとちょっと薄暗く、窓も少ない酒場の雰囲気。
カウンターの奥から男の人が「Hi」と声をかけてくれた。客はそのカウンターまで行って、オーダーをするらしい。

レジを打ちながらその店のマスターらしき人は「何処から来たの?日本!俺も日本に行ったことがあるよ、5日間。」
「東京タワーを写真にとって、それからMt.Fuji(ウジと発音していた)も見たよ。」「東京の空港はでかいねぇ!なんて名前だっけ?ほら、あれさぁ」と早口でしゃべりまくる。
カウンターに座っている他のお客さん達も、ニコニコしながら様子を見守っている。オージーは本当に人なつこい。
「成田だよ」と答えて解放され、食事が来るのを待った。
宮ちゃんがシーフードバスケット、とりちゃんがグリルドスナッパー(鯵です)、私は本日のパスタ。3人ともいつものVBを頼むことも忘れない。
食事が運ばれて来る度に、分かっていた事とはいえ、量の多さについ笑ってしまう。でも味は悪くないです。
私のオーダーしたパスタ料理は、シェル型のマカロニをカルボナーラ風に味付けしたもので、食べきれない量だけど、大変美味しく頂きました。
お店のマスターも途中で出てきて,「味はどうだ?」と聞いてくれたり、胃がパンパンになったけど楽しいランチタイムでした。
帰り際、用意してきた千代紙で鶴を2羽折りマスターに渡す。つたない英語で「美味しいランチをありがとう。これは日本のラッキーチャームで、名前はハッピーバードと言います。あなたにプレゼント。」と言うと、とっても喜んでくれた。

「ありがとう。ラッキーチャームだね。大切にするよ。気を付けていってね。良い旅を!」
マスターの声に送られ、手を振りながら店を出ようとしたとき、カウンター以外に座っているお客さんまで「何?何?何を貰ったの?」と言いつつマスターの元に殺到している。大好きだよ、明るいオージー達。みんな元気で。また逢えたらいいね。

ほんわかした気分で車に乗り込むとお腹いっぱいのせいか、何処までも続く同じ景色のせいか眠ってしまった。







バタン!テーブルの上の物が、床に落ちた音で目が覚めた。
外を見ると、急勾配の坂をウィンウィンエンジンを唸らせて登っている。まもなく鉄の門が見えてきた。
ワイナリーに到着したんだ。機嫌良く外にでると、2頭の大型犬が大声で鳴きながら私達を出迎えてくれた。猫好き、犬好き、動物大好き!の私達は、早速、ワンコ達の頭を撫でてご挨拶。
そこに、年輩の女性が...。
どうも、今日はお休みらしい。折角楽しみにしていたのに残念だなぁ。と、思ったことが顔に出たのか、手招きしてワイナリーの中に入れてくれた。


レストランも兼ねているそのワイナリーは、窓越しに山のブドウ畑が見えて、とってもすてき。
此処で美味しいワインを飲み、食事がしたかったな。
とりちゃんが「今日は彼女の誕生日なんだ」と言ってくれた。そのお陰か、お休みにもかかわらずティスティングをさせてくれた。
気に入った1本を記念に買い求め(結局とりちゃんがプレゼントしてくれた)お礼を言って外に出る。
「気を付けてね。特に夜のドライブはカンガルーが出るから。1匹かわしても2匹目が出るのよ。」
「あれにぶつかったら、こっちも大変よ。今度は金曜日の夜にいらっしゃい。美味しいオイスターがあるわ。良い旅をね。」
親切な、実はオーナー夫人だった女性に見送られ、私達はキャラバンパークへ向かった。


走行距離と経由地 Southern 〜Northam 〜Midland 〜GinGin  431q
宿泊場所     GinGin Cur Brand Hwy & Dewar Rd, 3km  GinGin Caravan Park ★☆
map
 
前日 翌日