9月19日
雨!朝からどしゃ降りの雨!!
天気予報でも雨と言っていたから...諦め半分でサイドオーニングの下でコー
ヒーを飲みながら作戦会議。 でも、これだけ強く降れば昼頃にはきっと止むよ。
根拠のない慰めを口々に、取り敢えず漁港に行ってみることにした。
実は昨日、今日と羅臼漁港はお祭りだったんです。 大きな鮭のメスが1000
円、オスは500円で売っている という情報も得ていたから、もしかして旅の
目的の一つでもある忠類川で釣りが出来なくても、せめて鮭をゲットしたい と
いう気持ちもあって。
がっ、残念ながら鮭は全て売り切れ。
でも、落胆している暇はありません!
そこここで、漁港提供の無料サービスが!!
いくら丼無料の隣ではイカそうめ
んが無料。
もちろん両方いただいて、イカいくら丼なんて贅沢な丼をご馳走になったあと、無料の牛乳を飲んで、ああ、お腹いっぱい♪
その頃には天に祈りが通じたのか、雨も上がって空が明るくなり出した。
「行ってみますか」と誰かが言い出せば、皆頷いて、いざ、標津町に。
忠類川は、カラフトマスの調査のため、川での釣りを許可している。
毎年沢山の調査員が川にやってきて、鮭、鱒の遡上調査を行うのだ。
調査員?

調査方法は鮭、鱒を釣って型や生育を見るので(多分...)調査中に誤って魚が息絶えてしまうことがある。
息絶えてしまった魚は2匹まで、
調査員が持ち帰る事を許可している。
そんな事を頭に叩きこみ、川面まで行くと釣れてる、釣れてる。
カラフトマスの雄は不思議なことに、川を遡上し始めると背中が大きく隆起し、
何とも精悍な姿に変化するらしい。
早速、みんな竿を手に川の中へ。
2時間半ほどの間に、瞭君、優君も立派なカラフトマスを釣り上げ、大人もそれぞれ釣果を上げて引き上げる事にした。
調査中に命を落としてしまった、メスのカラフトマス1匹を土産にして。
その夜は、屈斜路湖湖畔のキャンプ場に宿泊。キャンプ場に着くなり、E夫妻は
カラフトマスの解体のため水場に行き、残りは子供達も手伝って宴会場設営..
いえ、テーブル、イスを出したり、ランタンを付けたり。
今日のキャンプ場はパワーサイト(AC100Vが取れる)なので、CDやTV
も楽しめると、子供達は早くもはしゃいでいる。
E夫妻が解体したマスを手に戻ってきたとき、それが宮嶋の悲劇の始まりだった。
せっかくの卵を、醤油漬けにするための日本酒が無い。もちろん日本酒は持って
来ていたのだけど、既に呑兵衛男2人が飲み尽くしてしまっていたのだ。(誰と
は言わない)そこで、責任を取って(あっ、誰か判っちゃう?)宮嶋がO氏がわ
ざわざ貸して下さった、モトコンポに乗って買い物に行くことになった。
「お風呂の時間もあるから、急いで帰ってきてね」の声に「はいよ〜」と元気に
出て行ったが、これがなかなか帰ってこない。
酒屋の場所をチェックしていたトリちゃんによれば、すぐ近くだったはずなのに。
お風呂の受付終了時間も迫っており、仕方なく宮嶋の着替えも持ち、メールで移
動を連絡した後、スパの前で宮嶋を待つことになった。
宮嶋がスパに着いたのは、受付終了時間を5分ほど過ぎた頃。なんとかお風呂に
は入らせてもらったけど。
人騒がせな事件の原因は「すぐ側」だったはずの酒屋が、延々走っても見つから
ないほど遠くに有ったと聞いたのは、お風呂上がりにだった。
満天の星の元、時々流れる星を見つけてははしゃいで、美味しくちゃんちゃん焼
きも頂き、夜は更ける。
キャンプ最終の夜にE氏がレクチャーして下さった
「北海道弁講座」はVTRを
撮らなかった事を、後から悔やんでも悔やみきれないほど面白かった。