9月20日
 曇り後晴れ
屈斜路湖の朝は湖面に霧がかかり、何とも幻想的。
車の後ろにボートを引いている人がとても多いこのキャンプ場では、深夜まで車
の出入りがあった。 みな、霧が晴れるのを待っているようだ。
朝食の準備中、仲良し兄弟は湖でザリガニを捕って来た。家に持ち帰り育てるの
だそう。仲良く1匹づつ、ペットボトルの簡易水槽に入れて満面の笑み。
時々大型の凶暴な蜂に食事を邪魔されながらも、和気藹々と食事を取ってから硫
黄山に出発。 E氏たってのご希望で、温泉卵を食べに行くのだ。
硫黄山は本当に硫黄の山だった。そこかしこが黄色く変色し、臭いもきつい。
そんな中で、温泉卵売りのおじさんはやたらと威勢がよい。
「たまご〜たまご〜(延々続く)」独特の言い回しは爆笑請け合いです。

硫黄山を後にして、残念ながら帰路に着く。
悔しいことに帰るだけの日なのに、やたら天気が良くて暑いくらい。
途中駅伝に遭遇して、道路を走るランナーと併走するハメになった。
こんな事も、旅の良い想い出になるのかも。

旭川に着いたのはもう夕方だった。子供達は明日学校があるし、大人には仕事が
待っている。 
お茶をご馳走になってから、またの再会を瞭君、優君と約束して私たちはトリちゃ
んのご実家へと戻った。



9月21日
 くもり
旅の憩いの場に、移動の足にと大活躍してくれたモーターホームを労うような気
持ちで奇麗にお掃除する。
ましてや、大切なモーターホームを快く貸して下さったH様、O氏に失礼があっ
てはいけないので、3人ともとても真剣だ。
キャンプは家に帰れば終わりなのではなく、快適な次の旅のために掃除を終える
までがキャンプなのだと私は思っている。
冷蔵庫を開けてみたらカビが生えていた! なんて、事にならないよう、アルコー
ルで消毒して行く。特にパッキン部分は大変カビの生えやすい場所だ。
ここをしっかり掃除しておけば、いつまでも清潔で便利な冷蔵庫であってくれる。
ダンプもただブラックを捨てるだけではなく、便器から直接水を入れるて捨てる
事を何回か繰り返しす。センサー部分に紙が付着して、レベルゲージがいつも満
タン状態...なんて悲しいトラブルも有る程度、防げるはず。
便器も隅々まで奇麗に拭き清めれば、次に気持ちよく使えますよね。
丸1日かかって、2台のモーターホームをきれいにしたら、さすがに腰や肩が痛
くなったけど、ピカピカの室内に自己満足してしまった。

O氏にお返しするために去っていくクラスAの、後ろ姿を見送りながら寂しい気
持ちになってしまうのは仕方がないこと。
モーターホームでの気ままなキャンプは、沢山の想い出を残してくれる旅だから。
私はそんなモーターホームが大好きだから。
時間を作って、またみんなで北海道の旅に出ましょう。
すみませんが、Oさん。 その時はまたモーターホームを貸して下さい。
どうぞよろしくお願いしま〜す!!



END